この10年間を振り返って、平成最後の年に。東京総合研究所株ブログ。なぜ、信じない?1 記事No.9018
2018-12-30-Sun 14:00:23もし、投資をするなら、それは初心者でも、ベテランでも、この本は読んでいなければならない。
これは、この株ブログをはじめた2006年(Hatenaから)からずっと言ってきたことだ。
それはだれも信じないし、信じたくないが、時代を超えて、認めなければならない。
でも、少しの期間は、やっぱり、俺の方がうまい、とか、Aiが凌駕するとか、色々言われる時期もあるかもしれないが、
それでも、この本は読まなくてはならないし、認めなくてはならない。
熱心な読者はきっと読まれていることを期待している。
ようするに、どんなにうまく運用して、どんなポートフォリオの名手でも、インデックス投資の利回りは超えられないというものだ。
ならば、うまく行っている俺のやり方はどうか、どか、Aiはビックデータを理論で、などど怒られるかも知れない。
でも、これは30年も繰り返してきたことなのだ。
1989年、バブル後、数学界のノーベル賞である、フィールズ賞をとった、数学者、広中平祐先生を監修に、
日興證券は、ダビンチという、数学理論を用いた、頭の良いファンドを売り出した。
30年前でしょ。
日経平均が、39000円です。
どんなファンドも消えます。あえなくすぐに販売は終了した。
その後10数年経って、理論から、プログラムへ興味を示した、投資家と販売者は、相場を自動運用させる
カブロボコンテストをおこない、一貫したルールで、高パフォーマンスを生み出すプログラムに出資した。
ただ、一位のプログラムが翌年は散々になる傾向が続き、5年で打ち切りになった。
この時点で、過去は未来を保証せず、理論は「じゃんけん大会」に通用しないことが分かった。
このブログでも何度もこの話をして、その度にこの本を薦めた。
しかし、投資家はまだ分からない。
次は、ついに人工知能がでてきて、Ai投資に期待した。
それは人の噂も75日のように10年も経てば、同じ手口で騙される、ネットワークビジネスと同じ(最近では仮想通貨)だ。
それは、外見を変えているだけで、手口は同じ。
今回は、人工知能だ。
10年もこのブログを読んで頂いている投資家は、もう、酸いも甘いもかみ分けているので、またか、と思われたはず。
しかし、新人投資家が多い昨今は、
チューリップはオランダでその昔、一球根で3000万円もした、ことを話しても時代が違う、一蹴する。
yahooよりすぐれたIT企業など、想像もできなく、これを1億円で売買していた時代も見返さない。
現代は、ぶろっくちぇーん、だといって200万円で買いに行く。
2万円のものを。
これも球根と同じ。
すべてが繰り返しだ。
そして、人工知能はどうなったか、というと(年間成績)
1:AI日本株式オープン(絶対収益追求型) -9.12%
2:GSグローバル・ビッグデータ投資戦略(Hなし) -15.52%
3:Yjamプラス! -18.73%
日経平均は13%下落したので、それより悪い。
では他の投信は、というと(年間成績)
1:結2101 -7.88%
2:セゾン バンガード・グローバルバランスF -7.90%
3:セゾン資産形成の達人ファンド -11.78%
4:ありがとうファンド -16.75%
5:さわかみファンド -17.34%
6:コモンズ30 -17.70%
7:ユニオンファンド -19.38%
8:ひふみ投信 -21.42%
さらに悪い。
そう、インデックスより悪い。
考えて、ベテランが、プロが、Aiが、ビックデータが、計画してこうだ。
「市場平均リターンを超過することは、極度に効率化された現在の市場ではもはや不可能で、市場平均リターンを獲得する最も確実性の高い方法は、インデックスファンドを買うことだ。」
この話にまた勝てない。
また30年前の繰り返しだ。
では、10年間では、どうか。
日経平均は2009年9000円で始まり、2018年の終わり2万円で終了した。
この10年間に2.22倍になった。
インデックスを買っていれば何もしなくても、2.22倍になる。
さらに長期なれば投信はどうか。30年なら良い投資か?
30年前ナスダックが380ポイント。今6584ポイントだ。
単純で17倍。
投信のように配当をいれれば35倍だ。
投信でこれを上回るものはない。
投信を選ぶのなら、インデックスを選んだ方が率がいいのだ。
結局、この10年はどんなに考えても、インデックス投資かなわなかったことになる。
それは、なかには、日経平均を上回った投信もあったかもしれない。
しかし、それは、NYダウやナスダックのインデックス単純投資にかなわない。
さらに、この問題の次に、新たな問題が、次の10年にやって来る。
つづく・・・
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