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お里帰りが示すもの。原油から金からすべて。1 記事No.6107

2014-12-13-Sat  07:58:15

この株ブログでは、12月に入って、するべき事をしておく、としながら、
今回の選挙(もちろんAKBのではなく!)の後まで見る、とした。
そして、天井を取りに行かない=見送る、とした。

昨日の話
「問題は、NYダウだけで、ここさえ、こけなければ、年末は良いトレンドになる。
逆にここがこければすべてが、終了する。

においては、特集した
ブラックマンデーを思い出さずにいられない。1-4
をもう一度読んでおいて頂きたい。

終わるときは、こうなる、というお話しだ。

ただ、ここでもお話したように、今回の最後は、すこしやばい。
なぜなら、すべての暴落に効いていた、特効薬、抗生物質が、効かなくなる可能性が残ってるからだ。
その薬は、もちろん、金融緩和、であるのだが、その緩和は、歴史的見ても、
論理的に話しても、どうもつじつまが合わない

マイナス金利
=お金を貸した方が、金利を払う、お金を借りた方が金利をもらう。
まるで借りれば借りるほど、儲かっていく、ような状態になっているからだ。

それは、二乗すると-1なる、複素数を実社会に持ち込むような感覚で
目に見えない、変な世界があることを示している。
もちろん、我々は、複素数も使わないし、アコムからお金を借りても金利をもらうこともない。

しかし、そういう世界が実は、幅を利かせようとしてきた、ということも覚えておかなければならない。

それは、つじつまが合わない世界を受け入れたあと、つじつまが合うように世界は移っていく、
ということだ。
そもそも、この歴史的な暴落特集は、すべて実数で解決されてきた。
マイナス金利という虚数みたいな現実を作り出してきたのは、リーマンショック以降だ。

リーマンショックがややこしいのは、そのためだ。
そして、そのリーマンショックは、天井から急落でなく、時間をかけた天井形成時を経て
現実の世界を露呈した、という評論家泣かせの事件であった。

リーマンショックがあってからは、サブプライムの本が沢山でたのに、
その年の初め、天井形成時に、すでにあった、このサブプライム問題の本なんか
一つもでていかなったことが、イヤミ的に言えば、素晴らしい。
だれも、先に、真実を述べられない、ということだ。

さて、原油はさらに急落して、57ドルまで落ちた。

NY原油 月足
株式情報_2014-12-13_7-1-3_No-00

改めて何が起こっているか、起こってきたかを見てみるとこうだ。

そもそも、原油が少しでも上がると、経済に大きな打撃になる、としてきたのが、20ドルの時代だ。
ここまでが実世界で、ここから徐々に変な世界が始まって行ったので、実は、リーマンショックに
行き着くまで、現実とかけ離れた世界への道のりは結構長かった。

この間、原油が、倍の40ドルになって、さらにその倍80ドルになっても
世界景気は、平気だと行って突き進み、さらにこれに金が後を追った。

NY金 月足
株式情報_2014-12-13_7-11-35_No-00

すでに、ばかげた価格をつきすすみ、市場は200ドルでも買いにいくムードで盛り上がる。
そこに本当の価値など語られる暇が、精神的になくなっているのだ。

さて、問題は、このように、実世界と離れた世界で、バブルが形成されてきた、ということなのだ。
日本には、まったく関係のないところで、バブルが作られていく。そして、その後始末がやってくるのだ。

もう一度、金の話をすれば、
今まで発掘された金の総量が、プール3杯分しかない、ということをおいてしても、
金の高値は1980年のソ連アフガニスタン侵攻時の870ドルであったはずだ。

1980年 金
株式情報_2014-12-13_7-20-31_No-00

これは異常時であり、この異常時のあとは、決して戦争でも抜けなかった800ドルを
平常時にクリアするなんて想像するこもできないことであったのだ。
それは、何を意味するか??

それは、金の価格が異常なのではなく、平常時自体が異常なのだ。
つまり、今こそ、異常事態が起きいていて、それは、アフガン侵攻の2倍を超える異常さ!
であった、ということだ。
残念ながら、その余韻が今も続いている。

お里帰りは、この発生の過程を考えながら、次に何がお里に帰っていくかを考えなければ
ならない。

NYダウチャート 週足
株式情報_2014-12-13_6-16-13_No-00

NYダウは、戦争も収まり、景気がよく、クリスマス商戦も好調にスタートし、失業率も5%に
戻ったにも、関わらず、300ドル安となり、下値抵抗ポイントを割り込んだ。

チャートにはすべてが織り込まれているので、理由を考える必要はない。
ただ、今回のチャートはやはり何かを暗示している。
NYダウ18000ドル、ほど、儲かりそうな相場場面はない、
その年末へのトレンドほど、買いたい場面はない。

そう言った場面では、どんな大きな資金でも、市場で裁く(売り抜けるという意味)ことができる。

もう一度金の、1980年のあの急騰場面を日足で見てみると

NY金 1980年1月 日足
株式情報_2014-12-13_7-21-42_No-00

天井は、この寄り付き一発だ。
そして、この一発を抜いたのは、なんと、サブプライムローンを抱えながら、秘密裏に実体と
かけ離れて行った、リーマンショック前の2008年の1月なのだ。

それは、金が異常なのではなく、平然と、アフガンの高値を抜いてさらにそこから2倍なったレベルで
実社会の方が異常になった何よりの印だったのだ。

リーマン前に、湾岸戦争でも抜けなかったあの高値を抜く。
歴史って、面白いね、っていうことだ。

さて、この異常事態が今も続いている、次のお里帰りは何か?
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「お里帰りが示すもの。原油から金からすべて。2」の記事を読みたい方は↓拍手を。

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