もののねだん 1 超高級なツメ切り 記事No.4374
2013-02-24-Sun 09:15:55新しい連載始めます。よろしくお願いします。
前回の連載 思い出に変わるまで で
様々な思いをお話しした。
それは昔話のようでそうでない。
それはいつかは繰り返される「アリとキリギリス」の話であり、欲望渦巻く暗黒の世界の話であり、
また、それは、「誇り」の話である。
残念ながら、この20数年を持って、日本はほとんどのものを失ってしまった。
返ってくるはずの年金から、世界最先端を行っていた技術まで。
でも、日本人の基底が変わってしまったわけではない。
引き続き、一部の研究者は、ノーベル賞級のものを追っているし、多くの働き者は、働きアリのように
夜遅くまで働いている、マーケットにおいては、恐らく私が日本でもっとも働いている。
だが、多くの知能も、汗も、何もかも、この20数年が、風化させてしまった。
パナや、ソニーの技術が、韓国や、中国や、米国の、家電産業に負けるわけはない、
だが、実際は、辛酸をなめさせられてきた。
だから、そう、思い出さなければならないのだ。
そして、取り返さなければならないのだ。
それらの、まず、第一は何だろう。
それがこの連載だ。
もののねだん。
それは、価格、物価だけではない。 価値の話だ。
すべての価値の話を今見直していこう。
そして、思い出すのだ。 日本とは、何か、日本人とは、何か?を。
では、始めます。
その日、ミーティングのまえの腹ごしらえは、流行りそうで流行らないベーグルやだった。
身支度を整えながら、今でも最高と思われるノートパソコン、レッツノートで、
メールを打っていると、恥ずかしながら、ツメが伸びていて、汚いことに気づいた。
背に腹はかえられない。(表現は適切でないね。)
ファミリーマートに行って

ツメ切りを探したが、いつもの、安いツメ切りがない。
あったのは、超高級ツメ切りだ。
ファミマなのに、741円もするツメ切りがこれだ。

切ってみる、
違う、切れ味、音、すべてが何だろう、いつもの、でない。
そう、いつもの、こそ、我々がなれさせられてきた、デフレ商品だ。
切れ味悪いが、安い、そこそこのもの。
そういうものが、コンビニで安く手に入るのが、常、であったのにだ。
これは、そのデフレ感覚の商品ではない。
よくよく、この画像を見てみると、
そう、ステンレススチール製というのが、格好いい。
懐かしい、響きだ。
そして、本体にこう刻まれている。
MADE IN JAPAN
忘れていないか、これこそが、忘れていたものだ。
メーカーを見れば、あの、貝印(カミソリのTOPメーカー)だ。
切れ味抜群、カチッ、って音だ。
ツメを切りながら、思った、
この製品には、「誇り」が埋め込まれている。
そうだ、これこそが、忘れていた価値、だ。
741円は、高くない、そう思わせる商品であった。
消されてしまった「誇り」
それを取り戻す日が、きっとやって来るのだ。
つづく・・・・・
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