すべての道はローマに通ず 3 記事No.4349
2013-02-19-Tue 10:49:47ここでは、地図の話の続きだ。
だれもが、目指す到達地に行くために、方向が必要であり、道が必要だ。
コンパスが、移動平均だとすれば、その上に見えてくる地図は、ボリンジャーバンドだ。
ましてや、カオスと欲望が支配する、この相場と言う魔界に、地図なくして望めるはずもない。
自分は間違っていないか、この道は、行き止まりではないか?
それらは、この地図が判別するのだ。
では、この第1候補である、道を示す、ボリンジャーバンドを分解していこう。
パナソニック(6752) 週足

真ん中にある緑の線は、26週移動平均線で、その上が、赤い線で、シグマ1と呼んでいる。
その上の線は青い線でシグマ2で、さらに上がまた緑でシグマ3だ。
色の規定はないが、シグマは、通常1、2、3と使う。
では、このシグマは何か?
シグマとは、どれくらい、相場が荒れているか、を示す尺度の一つで、
シグマ1は、過去の相場の標準偏差の値となる。
通常は、26週分を使う。
よって、26週間の相場が、まった動いていなければ、シグマは0となる。
たとえば、次の表は、
株価が101円から125円まで、26週間で1円ずつ動いたもので
もう一つは
株価が501円から525円まで、26週間で1円ずつ動いたものだ。

この場合の標準偏差は7.21で、どちらも同じばらつきで、同じレベルの相場の
荒れ方、だということを示している。
それで、この場合どちらもボリンジャーバンドのシグマは7.21だ。
では、どちらが、荒れている相場なのか?
それは、シグマは変わらないが、株価に対してのシグマは、初めの(左)株価のシグマが大きい。
よって、投資をするなら、左の株価、ということになるのだが、
チャートで描けば、これらは、同じレベルのシグマ1、2、3が描かれる。
標準偏差、という言葉を、ばらつきと言う言葉に替えて覚えていればいい。
とにかく、平均値から、ばらつき1の範囲が、赤まで、2の範囲が、青までだ。
そこで、1とか、2に入っている株価は、1倍から2倍、株価が荒れている位置にいる、
ということが分かり、
それは、株価の動きにエネルギーが入っていることを意味していている。
このエネルギーがずっと続くと、そう、道になるのだ。
通常、1から2に入っていると道となる。
このパナソニック(6752)の例では、道を走っている間、買い、または、売りになり、
その他の場所では、見送ることが必要となる。
そして、時々触れていることだが、この道には行き止まり、がある。
それが、シグマ3だ。
パナソニック(6752)でいえば、376円と、781円がこれにあたる。
どうだろう、はっきりと分かりやすい地図ではないだろうか。
この地図をみながら、移動平均線が向かう方向にすすむのだ。
では、次は、このバンドで、先物、とかを見てみよう。

こんなバンド(日経225先物、本日の30分足)だったら、どうすれば。
つづく・・・・
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