世界がもし二人だったら4 記事No.1696
2008-12-03-Wed 13:54:35ブブカのいうビールス。
ケンシロウは先人の残した古い書物を紐解いてみました。
そこにはビールスとう文字はありません。
しかし、それに似た言葉、ウイスルはありました。
ウイルスは細胞を構成単位としないが、他の生物の細胞を利用して増殖できるという、非生物と
生物の特徴を併せ持つ。
現在でも自然科学は生物・生命の定義を行うことができておらず、便宜的に、細胞を構成単位
とし・・・・
何のことか、何を表現しているのか、全く分からず、またブブカが何故に自信を持って、その存在を
言い始めたのかも分かりません。
その扉の向こうにあるものが、ブブカの言う辞書にも載っていないそのビールスなのか、
それともケンシロウの感じる、輝くものなのか、それは開けてみなければ分からないのです。
ともかくも二人には、この扉の向こうを確認しないという理由はみつけられません。
その背中を押される感覚は、生まれて初めてのものでした。
その中身を知りたい、その中にあるものは、小鳥の声聞きながら目覚める、波の音を聞きながら
眠りにつく、そんな世界の向こう側にある、胸が痛くなるようなもの、のような気がしました。
二人は顔を見合わせた後、深呼吸をして、女人像のそばにある、禁断の扉をゆっくりと押しました。
・・・つづく。
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