2013-09-04-Wed
00:38:57
バブルの時期を思い返すといつも出てくるのは、
プリプリのDiamonds と アリとキリギリスの話だ。
Diamonds は、まったくバブルの頂点における若者の気持ちを唄っていた傑作であったが、
このアリとキリギリスの話もバブルならではの話であった。
アリとキリギリス:
キリギリスは蓄えもせず、毎日遊んでいました。
しかしアリさんは夏の暑い日もせっせと働いて蓄えをしていました。
いよいよ冬が来て、食べるものもなくったキリギリスは自らの無計画な行動を
悔やんで、アリさんのもとに助けを求めに行ったのです。
すると、どうでしょう。
アリさんは、なんと、過労死していたのです。
さて、このパロディーがまかり通るくらいのバブルであった訳だが、いま、この話は
少し進歩して、アリとキリギリスから
働きアリに焦点が移っていく。
こんな話を聞いたことがあるだろうか。
女王蜂を中心として形成されるコロニーには、それぞれの役割をこなす働きアリがいる。
しかし、その働きアリの働きをカウントすると、実に2割はほとんど働いていない。
働きアリのうち、本当に働いているのは、8割なのだ。
そして、この実験は、さらにこう続く。
そのコロニーの働きアリのうち、働くものばかりを集めて別のコロニーを作り、
また
働かない2割のものばかりをあつめて、別のコロニーを作る。
すると、なんと、この新しいコロニーでも、それぞれ
働くアリが8割で、2割は、働かないという。
つまり、全く同じ分布が再現されてしまったのだ。
この8:2の分布が、
パレートの法則、と同じなのだ。
パレートの法則:
所得分布の経験則。
2割の金持ちが社会全体の所得の8割を占めるという経験則。
マーケティングなどさまざまな分野で応用されている。
この法則をマーケティングにあてはめると
・全商品の上位20%の商品が売上げの80%を占める。
・全顧客の上位20%の顧客が売上げの80%を占める。
全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出している。
イタリアの経済学者・社会学者であるヴィルフレド・パレート(Vilfredo Federico Damaso Pareto)が、
1986年に論文の中で発表、
彼は「社会全体の所得の多くは一部の高額所得者が占めているが、それは国や時代の制度の問題ではなく、
一種の社会的自然現象である」と主張。
この社会的自然現象が、アリの世界で分布していることが非常に面白い上、
なんとあなたの会社を見渡しても、同じなのだ。
「その部署は、優秀な社員2割が、働かない上司の給与を支えている」ことにも同調するだろう。
さて、では、この分布は、ファンドとどう関係してくるのだろう。
働きアリの例を出したのは、単なるパレートの法則8:2を表現するだけでなく・・・
つづく・・・・
次回記事 予告
■■ パレートの法則でつながる働きアリとファンドの秘密 2■■
(アリのコロニーとファンドは同じだ)
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パレートの法則