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偶然か、必然か、薄氷の未来を覗く7 記事No.181

2007-07-19-Thu  01:50:36

前回お話しした、そして投げかけた問題は

これからお見せするチャートで本物はどれか?
070709s7.gif

ABCか
070709S8.gif

DEFか

であった。

どれが本物か?
もうお分かりだったと思うが、本物はない。
すべて、偶然により作られたトレンドである。

Aを見れば、いかにもランダムでこれは、コンピューターが作ったトレンド
のように思える。
Bを見れば、何らかの要因がトレンドを動かしているように見える。
Cを見れば、万年割安株に見える。
Dを見れば、とめどない売り物が続く銘柄が、市場から資金が逃げ出している
ように見える。
Eを見れば、ランダムそうだ。
Fを見れば、業績急回復発表銘柄に見える。

しかし、これらは、エクセル上に作られた、単なるランダム係数の積み重ね
に過ぎない。

ではこれはどうだろう。
070719s1.gif

この罫線は本物か?
急騰相場の終焉か?
この罫線を分析して、解説してみて欲しい。

この罫線は、NYダウである。
解説できたであろうか?

ただし、ピンクの□のところまでが、本物のNYダウである。
それ以降は、偶然によって作られた仮想の暴落である。

もし、あなたの罫線分析法が、この罫線を最後まで説明できたら、
その罫線は、なんでも分析できる魔法の罫線かもしれない。
はたまた、相場でなくランダムを分析できるものか、
はたまた、ランダムが相場だったのか、どちらかである。

こう追ってみて、最後にこう言える。
もう一度言おう。
我々の考えている、「実力」というものは、偶然の中のほんの一握りの期間に
現れているトレンドに過ぎない。

それらは実力のように見える。
しかしそれは、単なる偶然の、神様振ったのサイコロの上だけに成り立つ実力なのかも
知れない。

終わり。


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偶然か必然か

偶然か、必然か、薄氷の未来を覗く6 記事No.138

2007-07-10-Tue  08:21:13

偶然か、必然か、薄氷の未来を覗く6

私がこれらの事実を知ったとき、ずいぶんと昔であるが、我々の見ていた
未来や、過去、そして、人生の航路図とおいていたテクニカル分析とは
何かを、はじめから問いたださなければならなかった。

何度も登場するようであるが、それほど
ウォール街のランダム・ウォーカー
に書かれていたことは本当であった。

それまでの、偶然と、必然(相場)には明確な違いがあるという信念は、
一気に単なる妄信でしかない、とするに至った。

我々の考えている、実力というものは、偶然の中のほんの一握りの期間に
現れているトレンドに過ぎないのだ。

では問題。
これからお見せするチャートで本物はどれか?
070709s7.gif

ABCか
070709S8.gif

DEFか

じっくりと考えてもらいたい。未来がかかっているのだから。

つづく・・・・


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偶然か必然か

偶然か、必然か、薄氷の未来を覗く5 記事No.134

2007-07-09-Mon  12:24:05

確かにこれら底値からの反発も、戻り高値も、またサイクルまでも
”良い感じ”で分析できると、最も儲かるツールに思える。
実際は、罫線評論家からすれば、やはり手放せないツールといえるだろう。
でも、しかし。
ここからどうやって儲けを見つけばいいのであろう。

底は、ダブルトップを確認してこそ底。
では、いくら132日を経過してもそこでは買えない。
42日目の変化日はどう解釈、応用すればいいのであろう。
その近辺で、打診買い、打診売りであろうか。
それとも、そこで大きな変化が起こった後、ポジションを建てるのであろうか?
大きな変化が起こるサイクルが、またはきっかけの日が42日目なら、その日は
前日前のトレンドの逆のポジションをとらなければ、応用できない。
それとも、我慢して、42日が変化なので、耐えて、その耐える理由にするかだ。

いずれにしても変化日の使い方は難しい。

さて一方、半値戻しや、1/3戻しなどはある程度使えそうだ。
もちろん押し目買いや、吹き値売りのポイントを計るためである。
前述のDのポイント14560円での反転はまさに、このトレンドが生き返った
という印でもある。

さて、だが。
大変なことを一つ忘れていた。
日経平均の日足ベースで、いかに従来のテクニカル手法が優れているか、
ぴったり解説できるか、擁護したつもりであったが、前のチャートが
間違っていたようだ。(前述*1)

日経平均だと思っていたが、エクセルの式を見たら、2000円台のはじめの
2日間は確かに日経平均が載っている。
しかし、そのあとの数値は、前日の価格と、ボラティリティーから、
ランダムに算出された乱数前日比が足されているではないか。
(前述*2)まさか、本当にランダムなのだろうか?

いいえそんなはずはない、なんといっても、一目も、GANもエリオットも
この相場!を分析しているではないか!

しかしいくら見直してもこれは日経平均ではない。
実際の日経平均はこうある。
--本物の①--
070709s6.gif


え、見れば見るほど似ているのだ。
これと。
--エクセルが描いた②--
070707s4.gif

しかし違うところがいくつかある。
高値96/6/17から安値98/10/5までは120カウントでしかも週。
1/2戻りでの明確な変化もない。
バブルボトムもはっきりしない。
波動カウントは前述のチャート方が分かりやすい。

どちらが本当のチャートなのか?。
もちろん、実際の日経平均を描いた①に決まっている。

ということはこういうことか?
チャート分析法はランダムを分析しているだけなのか?
それとも相場自体がランダムなのか?

チャート分析がランダムを分析できているのなら、もともと、その分析法が
ランダムにも当てはまるか、何にも!当てはまらないかのどちらかである。

そしてこれを認めないのなら、相場自体がランダムである、ということを
認めることになるのだ。

つづく・・・

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偶然か必然か

偶然か、必然か、薄氷の未来を覗く4 記事No.130

2007-07-07-Sat  11:10:49

本当に受け継がれるチャート分析方法は役に立たないのであろうか。
単純な移動平均線を学んだ後は、必ず聞く古典的王道、エリオット波動理論、誰もがその発想に
頭の下がるGAN理論、そして日柄に特定のサイクルを見いだした一目均衡表、
これらは、相場解析にどのように役立つのだろうか。
次のチャートを見て欲しい。
070707s5.gif

めざとい読者の方なら、このチャートが何のチャートかお分かりだろう??(*1)

ちょっとみるとランダムに見える(*2)
分析のしようもないが、こられを、エリオット、GAN、一目均衡表などを使うと目から鱗の
真実が見えてくる。

テクニカル的に読むと、こうである。
070707s4.gif

Aの21268円をピークにこのトレンドは崩れだした。
下げは、一目均衡表の基本数である129日から3日ずれて(2、3日ずれることは許されている)
Bの12000円で止まった。ここから戻りに入り、BからCに到達した。
その後のダブルボトムから、はじめの戻りのCまでに要した日数は
なんと一目均衡表の基本数である42日+1日を足したものである!!

また16787円というCの株価は、今回AからBまでの下げ幅の1/2戻りに相当する。
その後、半値戻しを達成したトレンドであるが、ここは一気にはいけないと見えて、再び調整。
しかし今度は、BからCの戻り幅の1/2に当たるDの14560円で下げ止まり、(これもぴったり)
ふたたび回復のトレンドを開始した。
さらにこのあと、最も重要であった上値抵抗線16787円をとると、株価は
動きを軽くし、安定した戻り相場が続いた。
しかし、Eにおいて、これまで続いてきた支持線を割り込み、アップトレンドが崩れ、調整入りとなった。
すでにⅠからⅤの5波動を終了しており高値奪回はしばらく先の話となろう。

そしてこのあと、皆さんもご存じの地獄へのトレンド再開となったのだ。
だが。

つづく・・・
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偶然か必然か

偶然か、必然か、薄氷の未来を覗く3 記事No.129

2007-07-07-Sat  03:49:45

チャートでもそうであるが、一方的な方向にトレンドが作られてくれるのなら
問題となるのは、その転換点だけである。
その意味で移動平均を使ったゴールデンクロス、デッドクロスは扱いが
非常に簡単な上に、明確にそのポイントを提示してくれる。

このチャートでは赤がデッドクロス、ブルーがゴールデンクロスである。
確かに、明確のトレンドが崩れている、また、立ち直ってくるポイントを
現している。(日経平均先物 日足)
070706s3.gif


しかし、よーく見て欲しい。
これはそのポイントを拡大したものだ。
070706s4.gif

完全にクロスしていると分かったポイントで売り買いを入れた場合、
14800円で売ることになり、16490円で買うことになる。
これを言葉で、簡明に現すとこうなる。
デッドクロスは、下落トレンド開始を意味し、
ゴールデンクロスは、上昇トレンドへの転換を意味する、のではなく、
下落したからデッドクロスになったのであり、上昇したから、ゴールデン
クロスになったのだ、と。

バックテストを厳格にやればやるほど、簡単には利喰えなくなる。
目で見るより、実際はさらに厳しい。
同じ意味で、18000円で買い転換したのなら、実際に買えるのは18010円である。
寄りと、引けだけでポジションを取るシステムなら、このスプレッドは
無視できるが、ザラバでもポジションをとるシステムはこの問題を解決して
いない。
それに、解決したらこうなる。
200万円を取るのに200回の取引を行えば、スプレッドだけで先物の場合
10円(10000円)*200となる。
利益は残らないのである。

よって、回数で稼ぐシステム、薄利多売方式には大きな落とし穴が潜んでいる。

さて、これら単純な移動平均を使っていても儲からない。
ここから様々なアイデアのもと、多くの分析方が開発された。
雲、という不思議な概念を、はじめて持ちだした一目均衡表、小さなノイズで
売り買いの回数が増えることを避けるためのカギ足、新値足。
移動平均の変化をいち早く捕らえるMACD。
いずれも良いアイデアではあるが、市場の中に残る本質!は、遙かに
意地悪である。

つづく・・・


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偶然か必然か

偶然か、必然か、薄氷の未来を覗く2 記事No.127

2007-07-06-Fri  15:59:02

偶然か、必然か、薄氷の未来を覗く2

一方偶然はじめてのチャートでうまく行った経験を持つ専門家もいる。
こういう種の人々は、チャートを否定しない、巧い具合に自分の解説と
判断に組み入れ、チャートと折り合っていく。

また投資家も同じである。
IPOで成功した投資家は、ずっとIPOを追い続けるだろうし、
ファンダメンタルでもテクニカルでもはじめに成功した記憶は、その後
長い間、投資判断の基準として、それらの法則に影響を与える。

1989年のバブルの頃は、そんな独自の意見をもつ投資家が総評論家となり
木の葉のように舞う大型株を売り買いしていた。

誰が正しく、どの方法が有効で、どんな情報が有益であったか?
今、当時を振り返れば、答えは簡単だ。
誰がの意味では、お金を借りてまで株を買った方がいいと訴えていた人すべて
方法では、順張りのテクニカル指標すべて。
情報では、4大証券と日銀がコントロールしている東京市場は世界一安心な
市場である、というのが答えとなる。

ようするにすべて買いはどんな理由であれ成功をおさめたはずなのだ。
ピークまでは。

そこから地獄への道中では、トレンドが読めるものと読めないもので、
テクニカルでも、情報でも分別がなされていく。
ただ日本の情報は売りにはよほど閉ざされていることから、テクニカルの方
が素直な意見を相場に発していたように思う。

余談であるが、罫線の神様とされていた吉田虎禅はバブル崩壊時には
売り方であったが、新日鉄(5401)が600円を割り込むころには、買い方に
転じていた。
唯一弱気の罫線を聞くことができる主からも、売りの情報は消えていった。

チャートは後からみると本当に簡単に映る。
しかし今どちらの方向にいくか示せなければ、それはなんの意味も持たない。
少なくとも投資家にとっては、過去は未来のためにしかあらず、
過去の解説など、必要ないのである。

つづく・・・070706-5401.gif


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偶然か必然か

偶然か、必然か、薄氷の未来を覗く 記事No.121

2007-07-05-Thu  10:50:14

偶然か、必然か、薄氷の未来を覗く


テクニカル分析を毛嫌いする専門家を時々みかける。
アナリストには数字がつきものだから数字は嫌いではない。
しかし、きっと確率や統計や、解析などといった、算数の少し上の分野は嫌いなのだろう。

また完璧主義者もチャートを嫌う。
チャートは外れるという。
外れているのは、チャートだけではない。
業績予想だって、国ベースの経済指標だって、発表そのものを修正するのが
当たり前であり、何一つ確実なものなどないはずであり、その意味では
チャートだけが特別視されてる所以はないのである。

チャートが嫌われているのは、外れるのに、見ているときは当たっている
ように感じるものだからである。

相場が始まった後はいつも移動平均線は上を向いていて、誰もが単純に
上がる、と感じることができる。
はじめてチャートというものを見たものは、その魅力のとりこになり、
ポジションを取ってみる。
だれでもはじめは、受け入れてみるのだ。
チャートを毛嫌いしているアナリストもファンドマネージャーもホントは
はじめ試してみたのである。

そしてそのはじめの思いがずっとチャートへの嫌悪の思いとして残って
いくのである。
買ったとたん、その波動は止まる。
30円ずつも上がってた銘柄も、買ったとたん上がって3円、次の日は3円の
マイナスとなる。
所詮チャートなんか見るものではない、繰り返せば繰り返す程いやな思いは
募っていく。

つづく・・・

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偶然か必然か

東京総合研究所の株ブログへようこそ。
このブログは投資顧問である私たちが投資家への良き道しるべとなるように、あらゆる表現方法を用いて、相場への取り組み方を伝えています。 日経平均先物を中心に、なぜ「儲かるのか」ではなく、なぜ儲からないのかを解くことにより、投資家の陥る罠から真の投資方法へのアイデアを話していきます。大切なのは、昨日のことではなく、明日のこと。大切なのは、頭ではなく、心です。 資産を築く道に、近道はないこと。必勝法もないこと。勉強は必要な事。運を味方に付かなければならないこと。そして
知識が知恵を生み、知恵が戦略を作ることをお話しします。時にはテクニカル分析を使って、日経平均先物、NYダウ、そしてドル円のチャートを丹念に見ます。しかし時には、どんな努力も偶然にいたずらに無に帰すということも伝えています。 簡単に儲かる方法はないことを断言します。それは、投資家が明日ばかりを求めて、楽な方法を選ぶからです。


「天底は、楽園の果実のように、魅力のあるものだ。しかしそれを食べれば、楽園からは追い出され、神の保護から追放される。見てはならないものであることを知らなければならない。天底を狙って、大儲けした人はいない。」
相場格言にある、「天井売らず、底買わず」その意味がわかるころには、自分が神になろうとしてたことを知る。 システムの誤差を認め、同じ方法でやり抜くことで、自然から確率の見返りを得ることができる。 それが分かる頃には、自分は随分遠回りしたと感じるだろう。 2007.1.1記
この東京総合研究所・株ブログを末永くお願い申し上げます。

名称:株式会社 東京総合研究所
所在地本店:〒106-0032 東京都港区六本木7-7-7 Tri-SevenRoppongi
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金融商品取引業者:関東財務局(金商)第2507号
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登録番号:関東財務局長(金商)第2507号 
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