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OPの基礎3 記事No.3284

2011-07-06-Wed  08:30:46

1.4 CALLの価格特性

さて、あと3日で行使期限がくるCALL10000円が、日経平均10000円の時に
60円という価格のつく意味がわかりました。

60円なら、売り方と、買い方の需給が合う、ということです。

では、その下のCALL9750円はどうでしょう。

このCALLの実質価値は250円です。(10000-9750=250)

では、3日間に上昇するかも知れない、付加価値(CALL10000円で60円)がついて
250+60=310円がつくのでしょうか?

いいえ、この時は、ほぼ250円くらいに収まっています。

なぜなら、

CALL10000円が60円で売られているときに(日経平均10000円)

A:日経平均が10100円まで上がれば、CALL10000円は100円となります。
この時、売り手は、60円を100円で買い戻すことになり、40円の損失(買い方は40円の利益)
となります。

逆に
B:日経平均が9900円まで下がれば、CALL10000円は0となります。
この時、売り手は、60円を0で買い戻すことになり、60円の利益(買い方は60円の損失)
となります。

では、この時、同じ状況でCALL9750円が、310円で売られていたとします。

A:日経平均が10100円まで上がれば、CALL9750円は350円となります。
この時、売り手は、310円を350円で買い戻すことになり、40円の損失(買い方は40円の利益)
となります。

逆に
B:日経平均が9900円まで下がれば、CALL9750円は150円となります。
この時、売り手は、310円を150円で買い戻すことになり、160円の利益(買い方は160円の損失)
となります。

さて、この二つのCALL10000円と9750円はどう違うでしょう。

日経平均が100円上下すると 買い方は

CALL10000円は +40円 と -60円
CALL9750円は +40円 と -160円

それぞれ、利益、損益 がでます。

Aのパターンは両者同じですが、B、つまり下がったときの損失が、CALL9750円の方が
CALL10000円比べて3倍近い量となります。

これでは、CALL9750円を買う意味がありません。
なぜなら、すべての価格変動のパターンでCALL10000円が有利だからです。

極端に言えば、このような、価格構成であれば、
CALL10000円を買って、同時に、CALL9750円を売ります。

そうすれば、上がったときにはいくら上がっても、
たとえば、200円上がれば、CALL10000円で140円の利益、CALL9750円で140円の
損失となり、収益は0ですが、
日経平均が10000円以下に下がれば、CALL10000円の買いの損失は、60円で最大ですが、
CALL9750円の売りの利益は、最大310円まで伸びるからです。

さて、それは何を意味するでしょう。
それは、CALL10000円が60円の時、
CALL9750円は、310円では、高すぎて、買い手がつかない、
つまり、そういう価格では、売れない、ということです。

今のマーケットには、このように、極端に確実に取れる、価格では、売買されません。
それは、すぐに修正されるからです。

実際には、CALL9750円は、ほぼ実質価格の250円で取り引きされます。

ここで面白いことがひとつ。

もし、今、CALL9750円が、250円なら、それは先物を買うより、
CALLを買った方が有利だということです。
ただし、2日間だけですが。

つづく。


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