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日経平均先物:トレンドパターン 記事No.164

2007-07-15-Sun  08:06:43

過去は未来を語らない、これはテクニカル分析の信者にはよくよく頭に入れておかないといけないことです。
特に昨今、PKOや指数に絡む大型投信の動き、ヘッジファンドのやらせ的な動きからトレンドパターンは従来と大きな変化を遂げています。

昔の分析結果をそのまま今年に当てはめると、結果は逆になります。
前回の株ロボの話も同じです。

これは2000年7月まで350日間に渡るトレンドパターンです。
070715s3.gif


これは2003年7月まで350日間に渡るトレンドパターンです。
070715s4.gif


これは2007年7月12日まで350日間に渡るトレンドパターンです。
070715s5.gif


2000年までは素直に従来のテクニカル分析でパターンが有効でありました。
2003年にはだいぶ乱れだし、いろいろな試行と変な分析法が出てきました。
そして現在は、過去に対してはカオスです。

過去のパターンが使えるかどうか、これらの分析は応えています。

最高の過去を出すことはいとも簡単です。
しかし、ロジックがなければ、それらは役に立ちません。
ロジックとは、過去と、未来がどの程度相関しているか、という意味を
持たなければ、すべてにおいて意味がなくなる、かも!、しれないという可能性を認識しているか、どうか、
そこに最も大きなフォーカスがあるかどうかです。

よく海外のサイトで株ロボのような、システムだけを売っている(そのポジション構成のパターン)ところがあります。
その成果は、非常にドローダウンが小さく、勝率も75-85%となっています。
しかし、それらが売っているということは、それらでは、未来に対しては、売り代金が稼げるか稼げないか、分からないということです。

魔法の杖はありません。
前回もお話ししましたが、
マーフィーの法則
「誰がやっても儲かるものは、たいてい法律で禁止されている」

私が、検証にかけてきた時間は数年ではありません。
おそらくは相当の時間。
しかし、そこから導き出せたものは、ごく当たり前の結果です。

ここは、相場であって、自然界の分析ではありません。
よって自然界が、フィボナッチを使おうと、
フーリエ変換(スペクトル解析に使うものなのに)を使おうと、
また大学でポテンシャルを使って相場を解こうとしても、
それは、サイコロの目の出方が、今日の湿度と関係があるか、
または、もっと分かりやすく言えば、
今年最初に100万円単位で落札される中古車の最後の一桁の数値が、
今年はじめて上陸する台風の号数に関係あるかを調べるのと
同じくらい無意味なことです。

なぜか。
自然現象は対象の性質、たとえば、亜鉛は亜鉛、光は光、マグマはマグマと変わりませんが、相場はその性格がいつも変化しているからです。

なぜ変化するか。
それは、それぞれが、相手を研究し、その裏をかいていくからです。

分子は、相手の分子の出方を見て、その戦略を変えません。
お線香の煙はどうでしょう?
投資家はどうでしょう?
投資家は、時に多数ですが、時に、2人です。

なぜか。
公的操作が入るからです。
すべてが一定の循環の中にありません。
これ以上は、研究の邪魔になりそうなので控えますが。

以前お話しした、オカルトと、統計学が、相場の中では同じ分野に
なってしまっています。

エリオット、一目、を信じる人は、惑星直列や、満月下の特異性に興味を持つことと同じです。

ならいっそ、占いで銘柄を決めた方がよく、それは、統計学とはかけ離れたミックス分析です。

ミックス分析は、時に、気分で変わります。
移動平均:5
一目:10
ストキャスティクス:5
パターン:5
特異日柄:3
の割合でみていたものを 次の日は
移動平均:2
一目:15
ストキャスティクス:3
パターン:0
特異日柄:8
とします。

多変量解析の因子を重要度を変えることは、
裁量取引と同じです。

そして、しかし、出てくる答はたった二つ、売りか、買いか。

ウォールストリートジャーナルが、プロのアナリストの銘柄と
サルがダーツを投げた銘柄の収益を争っているのは、イヤミですが
もっともっと深いところに、相場解析の問題点と、大きな勘違いが
含まれているを知っているからです。

投信、プロ、数々の簡単に儲かる系の本は、そのことに全く触れません。
なぜか。
売れないからです。
証券会社も触れません。

しかし、よく考えて下さい、プロとは、ポートフォオを組むプロで
あって、プロだから簡単に市場で勝てることはありません。

なぜか。
相手もプロだからです。

いま確実な方法は、ポールソン先生の意向をくみ取ること。
たとえば、それは、いつまで、買い支えることにしているんだ!
という情報です。
しかしそれは、入ってきません。
またM&Aの情報です。それも禁止されています。

なら、私たちはどうしたらいいのでしょう?
その答えは書かないでおきます。
ただ、本を沢山読むことは良いです、しかし良本でなければなりません。

最後の一つだけ、
なぜ株ロボの成果が優れないか?
それは今の急騰銘柄を選んでいるのが、証券自己売買部門のキャッチボールだからです。
なぜか。
・・・・終わり。

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コメント: 2
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テクニカル入門

コメント

分かりやすいレポートをありがとうございます
相場の本質にかかわることや今の相場の実態と特徴がよくわかりました
過去は未来を語らないというのも私の持論と同じです
また株価は売り方と買い方の出会いの結果であり、相手があればこそ成り立つものです
でも歴史は繰り返すことも事実です
すべてのことではなく時としてということですが。
続きを期待してます太字の文

dekakutoru #- | URL | 2007/07/15 Sun. 08:29 * edit *

変化への追従

毎日、こちらで勉強させていただいています。
2~3ヶ月、素人ながらエリオット波動での予想もしてみて、未来予測としては確かにあまり役にたたないのがわかりました。個人的には予想の手段というよりも、株価が下がったときに簡単に投売りしない、あがったときに早売りしないための、自分の精神力の弱さを補うためのツールの1つなのかなと考えました。
トレンドが常に変化するのだとすると、究極の必勝方は変化するトレンドに常に追従して分析方を変えることができるか、ということになりますでしょうか?

ぷぅたんやん #- | URL | 2007/07/15 Sun. 10:53 * edit *

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株ブログへようこそ。
このブログは投資家への良き道しるべとなるように、あらゆる表現方法を用いて、相場への取り組み方を伝えています。 日経平均先物を中心に、なぜ「儲かるのか」ではなく、なぜ儲からないのかを解くことにより、投資家の陥る罠から真の投資方法へのアイデアを話していきます。大切なのは、昨日のことではなく、明日のこと。大切なのは、頭ではなく、心です。 資産を築く道に、近道はないこと。必勝法もないこと。勉強は必要な事。運を味方に付かなければならないこと。そして
知識が知恵を生み、知恵が戦略を作ることをお話しします。時にはテクニカル分析を使って、日経平均先物、NYダウ、そしてドル円のチャートを丹念に見ます。しかし時には、どんな努力も偶然にいたずらに無に帰すということも伝えています。 簡単に儲かる方法はないことを断言します。それは、投資家が明日ばかりを求めて、楽な方法を選ぶからです。
「天底は、楽園の果実のように、魅力のあるものだ。しかしそれを食べれば、楽園からは追い出され、神の保護から追放される。見てはならないものであることを知らなければならない。天底を狙って、大儲けした人はいない。」
相場格言にある、「天井売らず、底買わず」その意味がわかるころには、自分が神になろうとしてたことを知る。 ステムの誤差を認め、同じ方法でやり抜くことで、自然から確率の見返りを得ることができる。 それが分かる頃には、自分は随分遠回りしたと感じるだろう。 2007.1.1記
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