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過去から未来へ システムトレードの栄光と挫折6 記事No.110

2007-07-03-Tue  13:30:34

夢は破れました。というより、真実を知りました。
私はもう一度、読むことにしました。あの理論を。

改めて読み直してみると、ますます、市場は彼の意図する効率化へ進んでいて
それを単純に否定することはできません。

とくにインターネットが普及し、地球の裏側の情報が、瞬きの間にも同時配信
される状況では、ニュースで出し抜くことはできません。

また簡単にテクニカル分析を利用できるようになった現在では、皆が同じ
ようにゴールデンクロスを知り、デッドクロスを認識するのです。
と当時にネットから注文が入り、通常の分析方法では、すでに買われており
売られており、テクニカルの入る隙間も少なくなりました。

違った方法、これを何らかの条件を使って求めなければなりません。
資料にあるのは、過去のデータだけです。
しかし、この過去は死に体であり、決して未来を語るものではありません。

その過去に歩調を合わせれば合わせるほど、つまり、完璧な成果を示す
パラメーターを使えば使うほど、実は未来との符号は合わなくなります。
最高のパラメーターは、過去最高であって、未来の何も保証はしません。
過去最高であってはいけないのです。

それでもインデックスを出し抜こうと、英知は絞られます。
しかし、このバイブルの読破なしに、次のシステム構築は考えられません。
過去の最適化が全く意味のないことを
だれも
認識していないのです。

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そこからまたいくらかの時間が過ぎました。
シミュレーションというものへの考え方、哲学自体が変わってしまってから
計算というものへのアプローチも随分を変わりました。

テクニカルの最適化は、過去へではなく、未来へ向かっていなければならない
のです。

そして、そんな時、昔なら胸躍らせるニュースが飛びこんできました。
プログラムでその優秀さを競う「株ロボ」です。
「カブロボは、全自動で株を売買するコンピュータのプログラムで構成され
るロボットです。 どなたでも、ご自分のカブロボを作っていただくことが
できます。」

これらのコンテストでの優勝者は実際に運用を任されます。
同じプログラムをファンドマネジャーとして。

そして今、TOP10台による最終テストが行われています。
興味をもってこの結果を見つめています。
彼の理論と、現代の英知をどちらが真実か?

見て下さい。
070703s2.gif

過去の成果は完璧です。
1997年からTOPIXがどんなマイナスの時も、プラスで推移です。
相場が上がるときも下がるときも安定してます、最高のトレーダーです。
しかし、これは過去。
実際に運用をはじめた今年はどうでしょう。
070703ss3.gif


TOPIXが5.9%上がっているのに対し、ロボはマイナスです。
過去、あんなに良かったのに、運用をしたとたん、なぜこうなるのでしょう。

それは、過去に対して完璧に調整をしてしまったからです。
大切なのは、最高利回りではなく、ロジックそのものの質です。
しかし、結果競争である以上、ときに、偶然が上位を占めます。

あたかも、苦労してファンドマネージャーが選出した銘柄で構成された
ファンドより、チンパンジーがダーツで当てた銘柄がそのパフォーマンスを
凌ぐように。

最後に
今ある確実は方法はこうです。
秘密の情報を持ってくる。
誤発注をみつけて出し抜く。

そして、彼の理論を出し抜くこれらの唯一残された方法を思うとき
また思い浮かんだのは、あの愛すべき理論でした。
マーフィーの法則
「誰がやっても儲かるものは、たいてい法律で禁止されている」

終わり。
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